三清山は江西東北部、浙江省境に近い玉山県に属する国家重点風景名勝区。玉京、玉虚、玉華の3峰が並んでそびえている様子から「三清山」の名がある。48峰が連なる三清山の最高峰は玉京峰1817m。雲海から昇る日の出を眺める名所として知られ、古人は「高凌雲漢江南第一仙峰、清尖峰天下無双福地」と呼んで讃えた。また、1600年の歴史を誇る道教聖地でもあり、山中には50を越える古建築と200以上の石刻などの古跡が残されている。
三清山は総面積220平方キロ、西華台、玉京峰、三清宮、三洞口、梯雲嶺、玉霊観、石鼓嶺の7景区に分かれている。花崗岩が長年の垂直断層作用と浸食によってできた奇怪な岩峰群が林立し、湧き上がる雲と岩間から生える松を併せて、山水画を思わせる光景が展開している。その景観は「泰山の雄偉、華山の峻険、衝山の煙雲、廬山の飛瀑」といった中国各地の名山の長所を全て兼ね備えているとされる。
三清山は植物の宝庫でもある。特に、奇峰に張り付くように生える老松がすばらしい。樹齢4,500年を越える姉妹松や、怪獣を思わせる奇怪な松が生い茂り、山岳風景に独特の生命感を与えている。この他、落差100mの氷玉洞瀑布、幅数十mの龍潭瀑布をはじめ、数多くの滝が連続し、山を訪ねる魅力は尽きない。 |